「本当の自由」を手に入れるために必要な5つのキーワード【書評】阪口裕樹 うつ病で半年間寝たきりだった僕が、PC一台で世界を自由に飛び回るようになった話 

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自由を掴みとりたい。
けど、自分が「今」何をすればいいのかわからない。
そもそも自由なんて掴みとることなんてできないでしょ!

そんなことを思っている方も多々いらっしゃると思います。
まさにこの記事を書いている僕自身がそんな状態です。

自由を掴み取りたいけど・・・何をすればいいのかわからない。
今は8月に控えている税理士試験に合格するという明確な目標がある!
けどその先の自分がうまくイメージすることができない。
とりあえず目の前にある目標に向かって取り組んではいるが、
何となく惰性で毎日を過ごしてる感が抜けなくてモヤモヤする状態が続いてしまってる・・・。

そんなときにある1冊の本に出会いました。
阪口裕樹さんのデビュー作である、『うつ病で半年間寝たきりだった僕が、PC一台で世界を自由に飛び回るようになった話』という本です。

うつ病で半年間寝たきりだった僕が、PC一台で世界を自由に飛び回るようになった話

阪口裕樹 朝日新聞出版 2014-04-18
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by ヨメレバ
阪口さんは今では物価が安い東南アジアなどの国などを飛び回って世界を旅しながらネットを駆使して旅資金を稼ぐ、『パワートラベラー』というライフスタイルを送られております。

しかしタイトルの通り、3年半前にうつ病で自殺未遂をして倒れてから半年間寝たきりの生活を送っておりました。
そこからうつ病を克服して、企業や組織に属することなく世界を旅しながらネットを駆使して「自分の力だけで」旅資金を稼げるまでの壮絶な格闘記が生々しく描かれております。

阪口さんがどうやってうつ病を克服したのか?
どうやって自由な人生を謳歌できるライフスタイルを手に入れることができたのか?

僕の心にガツンと響いた5つのキーワードと一緒に紹介したいと思います。
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「本当の自由」を手に入れるためにに必要なキーワードその1.「満足するレベルを極限まで下げること」

阪口さんはうつ病がきっかけで自殺未遂を送ってから半年間、寝たきりの生活を強いられてしまいました。
本書でも寝たきりの生活がどんなに辛かったのかと本当にリアリティに描かれています。

服薬自殺の薬や抗うつ薬の影響で、本を読もうとしても眼の焦点が合わずに活字を追いかけることができない。
パソコンを開いても、光が網膜にちらついてめまいがして見ることができない。
映画もテレビも飛び込んでくる光と音のせいで見ることができない。

働くこともおろか本も読めずパソコンも開けず映画もテレビも見れないという、何もすることができない現実。
「何もすることができない状態」がどんなに辛いことなのか、僕の想像をさらに絶する辛さだったのかと思うと読んでて本当に心が痛くなりました。

このままでは2ヶ月も3ヶ月も寝たきりで何も出来ない自分を認めることができない。耐えられない・・・。
そこで阪口さんが取った行動は満足するレベルを極限まで下げることでした。

日記を1行でも書けば今日は価値のある1日を過ごせたんだ!と思いこむようにする。
それさえつらくなれば、「今日も呼吸して、生き延びた」という、ただそれだけの達成を感じるようにした

本当に些細なことに集中して、生きているだけで意味があるのだと思い込んで過ごすようにする。
そうやって少しずつ自分を認めれるようになって寝たきりで何もすることができない辛い時期を乗り越えることができたそうです。

「本当の自由」を手に入れるためにに必要なキーワードその2.「働くこと」

これは僕も思い当たる節があってものすごく共感しました。

3年ほど前の自分の話ですが、一度は目指していた税理士という夢を諦めてしまい、
さらには自分や実家に降りかかったトラブルに振り回されたことにより多額の負債をかかえてしまい、夢も希望もない生活を送っておりました。
これから何を目的にして生きていればいいのか。
本当にわからず、誰にも頼れる人がいずに、1人逃げるような日々を送っておりました。

そんなときに「このままではダメだ!」と思い自分で選んだ道が「働くこと」でした。


以下、うつ病を克服して阪口さんの人生を変えるきっかけとなった伊波さんが発したメッセージを引用します。

「何を目的に生きればいいのかわからなくなったらまずは『仕事をすること』さ。」

「仕事・・・ですか?」

「そう、仕事をすること。どんな仕事でもあっていい。正社員でもなくても、コンビニやガソリンスタンドの店員でもいい。どんな職業や職種であってもいいから働くことさ」

「働かないのはだめですか?」

「だめだな。それじゃ何も見つからない。どんなことでもいいから社会と繋がっていることが大事なんさ。
繋がりがなくなったら、本当に何も考えられなくなる」


「僕はいま、働くことがすごく怖いと思っています」

「そうか。そうなのか。・・・でも、それでも働かなくちゃいけない。男はな、働いていないと何を見つけることも、何も手に入れることもできないんさ。今すぐ、とは言わない、でも仕事をしなさい。それ以外に救われる道はないよ」


この言葉がとてつもなく重い意味をもっていることを自分が体験したからこそわかります。

多額の負債を抱えている現状を打破すべく、夢を一旦諦めて地元福岡から愛知まで就職したこと。
そしてがむしゃらに働きまくって短期的な負債を全て完済することができたこと。
完済したことによって一度は諦めた夢をもう一度チャレンジする勇気が出たこと。
チャレンジしたことによって沢山の仲間の出会いがあったこと。

「働く」という選択をしたことによって今の自分があります。
これは紛れもない事実です。

あのとき「働く」という選択をした自分は間違ってなかったって思うと読んでて涙が止まらなくなりました。

今すぐではなくて大丈夫です。自分のペースでも大丈夫です。
なんでもいいので仕事をすること、人と繋がることは本当に大事です。
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「本当の自由」を手に入れるためにに必要なキーワードその3.「『自分が理想とするライフスタイル』から逆算して仕事を探す・創る」

僕も含めてですが、就職活動や転職活動をしようと思ったときに「今」を基準にして職場を探される方が多いかと思います。

→飲食店で長く働いていたから、他の接客業や営業でもうまくやっていけるかもしれない
→パソコンは得意だから、ITやシステム関係の仕事を探してみよう

などなど。

けどそのやり方では「今の自分の脳力ではどこの職種にも転職は難しい、だから今の職場にとどまっていよう」
という考えに陥ってしまい行動がストップしたりしてしまう。
また転職が成功しても「本当に自分がやりたい仕事じゃなかった!」って後々後悔してしまうことに繋がることがあります。

自分の「今」の能力から仕事を探すのではなく、自分が理想とするライフスタイルをまず思い描く。
そして、そのライフスタイルが叶えられる仕事がないか!?と逆算して仕事を探す
という方法もあります。
「今の自分」という顕在意識側の自分ではなくて、潜在意識側の自分に問いかけてみる方法です。
以下、阪口さんが自分の理想とする人生を手に入れるためにどのようなことを思い描いたのか?そしてどのような仕事を選んだのか?
その過程がものすごくわかりやすく説明してあったので載せておきます。

その1.今の自分の状態と、自分が目指す理想のライフスタイルを明確化させる


▼今の自分が持っているもの
・人脈・・・まったくなし
・特別な資格や技術なし
・貯金10万ほど
→逆に考えたら何も失うものがなかった

▼性格的にできないこと
・クライアントを持ったり営業活動をすること
・仕事仲間をもつこと・仕事の場所に縛られたくない
・普通の仕事をしたらまたうつ病になることは目に見えてる
→ひとりぼっちでもできる仕事でなければ自分には無理!

▼叶えたいライフスタイルと仕事とは?(これが明確になればなるほど、自由になる力が身につくのが早い!)
・世界を自由に飛び回る力を身につけること
・海外でもできる仕事を確立すること
・アパートを借りたり、語学学校に通ったり、そういうことができるだけの収益を上げられること
→できればPC1台でできる仕事がいい!

その2.すべてが合致する仕事がないか徹底的に調べる

得意不得意・経験未経験にかかわらず、「自分には向いていないだろう」という先入観を捨てて、あらゆる業種についての情報をかき集めたそうです。

▼ノマド→却下
・それ以前の仕事で豊富な人脈を築いたり、凄腕の技術や経験を持っている人ばかりで、とても普通の人が真似できるものではなかった

▼輸入ビジネス→却下
・常に在庫を抱える
・自由を感じることができない

▼合致する仕事→却下
・株・・・まとまった資金が必要
・FX・・・リスクが大きすぎる

▼合致する仕事→アフェリエイト
→歩合制
→WEBの中だけで完結するもの
→現実世界で誰かに営業をかけたり、コミュニケーションを取ったりする必要がまったくない!
→在庫を抱えるリスクがない!

アフェリエイト以外の選択肢は自分にはない!という結論に!!
そして自分の理想とする人生を手に入れるための仕事がわかった阪口さんは、実際に理想を現実とすべく行動に起こしました。
が、もちろん最初はうまくいくわけもなく4ヶ月間収入が0だったそうです。

「本当の自由」を手に入れるためにに必要なキーワードその4.「ひとりでも生きていける力をつけること」

名目上の自由を手に入れるのであれば「今」という現状から逃げればすぐに手に入れることもできます。
・仕事がきつい
・上司が気に入らない
・今すぐ仕事なんて辞めてやる!

ただ嫌だから、ただ逃げたいから。
そうやって今の職場を辞めていった方が果たして「本当の自由」を手に入れることができるのだろうか!?
きっとできないだろう。

「本当の自由」とはどういう状態なのか、ガツンと響いた文章があったので紹介します。

世の中には給料をもらって働く仕事と、自分がゼロからお金を稼ぐ仕事がある。
自分の時間を切り売りして、与えられた業務をこなし、会社に貢献をする。
その対価として毎月給料が振り込まれるシステムは安心感がある。
しかし、そのお金の決定権を握っているのは企業であり雇い主だ。
そこから離れてしまえば収入源は途切れてしまう。
いくら高い給料をもらっていたとしても、本当の意味で「自由」になることはできない。

自由に生きるためには、どうやっても自分でお金を生み出す力を身につける必要があるのだ。
いくら稼げるかも、どんな働き方をするのかも、どんな生活を立てていくかも。すべての決定権を自分が握り、責任もまた自分で背負う。
そこにはもちろん、立ちいかなくなる危険性はある。
しかし、それを受け入れなければ、本当の意味での「自由な状態」は手に入れないと思います。
(本書p125より)


本当の自由を手に入れるにはひとりでも生きていける力をつける必要がある。
しかしすぐには手に入れることはできないのは紛れもない事実です。

それでも自分から手を動かさなければ、自由な人生は手に入れることはできない。
何もしなければ確実に露頭に迷ってしまうことになります。

どんなに頑張ってもうまくいかない日々が続いたとしても、
どんなに感情が爆発してしまって露頭に迷って号泣しても、
いくら悔しさに心を歪めても、
自分から手を動かさなければ一円の稼ぎにもならないという事実・・・。
こんなことをしている間にも時間が過ぎていく。一日過ぎれば一日分の生活費が失われる。
誰かに頼っても愚痴っても報酬は上がらない。
いくら弱くても力がなくても情けなくても、それでも、やるしかないのだ。
(本文加筆修正しております)


「本当の自由」を手に入れるためにに必要なキーワードその5.「◯◯のある仕事をすること」

自分が理想とする人生を手に入れるために大阪のあいりん地区に籠りひたすらアフェリエイトサイトの構築に励んでいた阪口さんですが、
徐々に徐々に成果が出始めることに。
あいりん地区に籠り始めてから4月目で7万円の収入を得られるようになりました。
それでも心の中で、自分がやっている仕事に対しての劣等感を持っていたそうです。

そんな劣等感をあいりん地区で出会った元ヤクザである中條さんにぶつけると、こんなことを教えてくれました。

「俺はな、金なら死ぬほど稼いできた。豪遊もした。女もいらんくらいに抱いてきた。
だからこそわかった。仕事は金やない。仕事は◯◯を感じるかどうかや。
どんな仕事を選んでもええ。ただ、◯◯のない仕事だけはしたらあかん。それだけは、金じゃ絶対に買えん


◯◯のある仕事。
ネタバレになってしまうのであえて伏せますが、「何だそんなことか」と思うかもしれません。
けど本当にそのような仕事につけている人はごく僅かかもしれません。

正直言うと僕自身は◯◯のある仕事にはつけておりません(笑)
だからこそ昔諦めた夢にもう一度チャレンジしようと励んでおります。

あなたの仕事は、本当に◯◯のある仕事ですか!?

まとめ 特別な技術や経歴や人脈を持っていなくても「本当の自由」は手に入れることができる!

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僕自身の経験も併せて書かせてもらいましたが、本書を読むことによって「本当の自由」は手に入れることができるんだ!!って気持ちにきっとなると思います。
しかし、本当の自由を掴むまでの過程は生半可ではないのも事実だと痛感しました。

阪口さんが自由を掴むまでに起こした行動と、僕自身が今やっている行動。
比べてみるとその差は一目瞭然です。
本気度が全然違う

なんて自分は甘い世界に浸っているんだろう・・・。まだまだ全然本気じゃないじゃん!!
色々言い訳つけて、結局は逃げる選択をしてるじゃん!!
と気づきました。

今仕事を辞めた所で自分一人で生きていける力がないのも事実です。
自分が理想としている人生を掴むためにも、とにかくがむしゃらに行動し続けてやります!

自由を掴みとりたいけど、自分が「今」何をすればいいのかわからない。
理想の人生が何なのかわからない。

そんな方に本書をオススメします!

では、今日はこの辺で。

うつ病で半年間寝たきりだった僕が、PC一台で世界を自由に飛び回るようになった話

阪口裕樹 朝日新聞出版 2014-04-18
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