【2017年度版】「北海道&東日本パス」の金額・ルール・青春18きっぷとの違いについてまとめてみた。

「青春18きっぷ」をご存知の方は多いかと思いますが、実は青春18きっぷの東日本版なるきっぷが発売されております。

  • JR東日本と北海道の普通列車が7日間乗り放題で、1日あたりの金額は18きっぷより安い!
  • 青い森鉄道やIGRいわていわて銀河鉄道線など、18きっぷでは乗れない他社線も乗ることができる!
  • 追加料金を払えば、青森〜函館の特急列車や、青森〜札幌間で運行されている急行「はまなす」にも乗ることができる!

など、青春18きっぷと似て非なるお得なフリーきっぷ「北海道&東日本パス」について紹介しますね!

北海道&東日本パスとは!?

冒頭でも箇条書きで簡単に書きましたが、北海道&東日本パスは青春18きっぷにすごーく似ているきっぷです。

JR東日本&JR北海道の普通列車に加え、青い森鉄道やIGRいわていわて銀河鉄道線など、18きっぷでは乗れない他社線の普通列車にも乗ることができます!

そして、青春18きっぷに比べて1日あたりの金額が1,550円と900円も安い!

青春18きっぷとすごーく似ていますが、きっぷの有効期間や使い方、ルールが18きっぷと異なります!

「北海道&東日本パス」のルールについて簡単に説明しますね。

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2017年度版「北海道&東日本パス」の金額・きっぷのルール

発売期間

春:平成29年 2月 20日~平成29年 4月16日
夏:平成29年 6月20日~平成29年 9月24日
冬:平成29年12月 1日~平成30年 1月 4日

利用期間

春:平成29年 3月1日~平成29年 4月22日
夏:平成29年 7月 1日~平成29年 9月30日
冬:平成29年12月10日~平成30年 1月10日

赤字で書かれた期間が青春18きっぷと異なります。

例えば夏の青春18きっぷの利用期間は7月20日〜9月10日に対して、北海道&東日本パスだと7月1日〜9月30日までと利用期間が大幅に長いです。

有効期間・金額

大人:10,850円
子供:5,420円

共に、利用者1名が利用開始日から連続した7日間での利用が可能!
※購入時に利用開始日を設定する必要あり!

18きっぷにはない子供用のきっぷも設定されています。
ただし、18きっぷとは違い、利用開始日から連続した7日間乗り放題となります。
また、グループ利用が可能な青春18きっぷとは違い、1枚のきっぷにつき1人しか使うことができません。

また、18きっぷとは違い、購入時にあらかじめ利用開始日を設定する必要があります!

18きっぷなら7月20日〜9月10日の期間であれば5回分を好きなときに自由に使うことができます。

反対に、北海道&東日本パスは最初の利用開始日(例:7月20日)から連続した7日間(7月27日)までしか利用することができません。

利用できる区間

  • JR北海道&JR東日本全線の快速列車・普通列車・急行列車
    →新幹線・特急列車に乗車する場合は別途乗車券・特急券が必要になります(特例あり!)
  • 青い森鉄道線、IGRいわて銀河鉄道線、北越急行線の快速列車・普通列車
    →青春18きっぷでは乗れない他社線も乗車することができます。
    ただし、北陸新幹線が開業したことによって第3セクター化された長野〜直江津間のしなの鉄道線(北しなの線)・えちごトキめき鉄道線には乗車することができません!

    また、同様に道南いさりび鉄道にも乗車することができません!
    さらに、2016年度版からは富士急行線にも乗車することができなくなりました。

    別途、しなの鉄道orえちごトキめき鉄道線などの他社線の乗車券を購入する必要があります。

  • 普通列車が走っていない区間である、石勝線の「新夕張~新得」間および奥羽本線の「青森〜新青森」間は、特急列車の自由席に追加料金無しで乗車することが可能(青春18きっぷも同じ)
    →ただし、区間外にまたがって乗車する場合は、乗車した全区間の乗車券・特急券が必要です。
  • 2016年3月の北海道新幹線開業まで走っていた「スーパー白鳥」。
    新青森〜函館間の自由席特急券を買えば北海道東日本パスで乗車可能だった。

  • 北海道&東日本パスだけの特典として、北海道新幹線「新青森〜新函館北斗」間相互発着の場合に限り、別途特定特急券(3,930円)を購入することにより北海道新幹線の空いている座席に乗車可能!

    青春18きっぷだと、「北海道新幹線オプション券」を購入すれば同様に新幹線に乗れますが、「奥津軽いまべつ~木古内」間しか新幹線に乗車することができません。

    その他の区間は普通列車+道南いさりび鉄道(オプション券で乗車可能)で移動する必要がありますが、北海道&東日本パスなら特定特急料金を支払うことによって、「新青森〜新函館北斗」間を通しで乗車することが可能です。

    青森〜奥津軽いまべつ駅(在来線は津軽二股駅)・木古内〜函館間は普通列車がかなり少なく、乗り継ぎにとても苦労するため、特例を使うことによって移動時間をかなり短縮することができます♪

北海道&東日本パスと青春18きっぷの違い

青春18きっぷ北海道&東日本パス
利用期間春:3月1日〜4月10日
夏:7月20日〜9月10日
冬:12月10日〜1月10日
のうち5日間(5回分)
春:3月1日〜4月22日
夏:7月1日〜9月30日
冬:12月10日〜1月10日
のうち、
利用開始日から連続した7日間
おねだん5日(回)分で11,850円
子供用の設定なし
1日(回)あたり2,370円
7日間で大人10,850円
子供用は5,420円
1日あたり大人1,550円
子供774円
グループ利用可能不可能
特徴日本全国のJR路線に乗車可能
青い森鉄道などの他社線には乗車不可(例外あり)
JR東日本&JR北海道エリア限定
青い森鉄道などの他社3社線にも乗車可能
特定特急料金を支払えば新青森〜新函館北斗間の北海道新幹線に乗車可能
急行料金を支払えば急行列車にも乗車可能(定期列車はありません)

さらに詳しく知りたい方は、こちらを参考にしてください。


あとがき 連続で利用する場合は北海道&東日本パスがお得!

北海道&東日本パスと青春18きっぷとの違いについてまとめてみました。
グループ利用には不向きですが、北海道へ安く旅行する際は北海道&東日本パスが便利です!

僕も2014年の年末に青春18きっぷと北海道&東日本パスを組み合わせて日本一周鉄道旅行に行きました。
2017年現在は1日当たり1,550円でしたが、2014年当時は1日当たり1,470円で移動できたのでものすごくお得でした!

機会があれば是非使ってみてください―!

では、今回はこの辺で。

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