近鉄特急の代名詞といえば、アーバンライナー。
2020年3月からは新たな名阪特急「ひのとり」もデビューし、多種多様な特急列車が走ってます。
ひのとりは全座席コンセント完備してますが、昭和時代から走っている「スナックカー」や「サニーカー」「ビスタカー」にはコンセントがついてません。
また、近鉄特急の代名詞である「アーバンライナー」も、「レギュラーシート」にはコンセントがついてません。
汎用特急である「22000系」「22600系」にはコンセントが付いているので、やったー!と思いきや・・・
自分が乗車する車両は旧型の「スナックカー」で、コンセントが付いてなかったということも(^_^;)
(写真はビスタカーとACE)
そこで今回は、近鉄特急に乗車する際にコンセント付き車両に確実に乗る方法をいくつかご紹介します。
当日予約だと確実にコンセント付き車両を予約することができますよ!
目次
近鉄特急 コンセント付き車両はどれだけあるの?
近鉄特急は多種多様な車両が運用されてます。
2020年6月現在、近鉄特急でコンセント付き車両は以下の通り。
- 名阪特急「ひのとり」
- 観光特急しまかぜ
- 観光特急青の交響曲(シンフォニー)
- アーバンライナー(デラックスカーのみ)
- 伊勢志摩ライナー
- さくらライナー
- 22000系・16400系「ACE」
- 22600系・16600系「Ace」
一部の車両は2座席に1つのコンセントの場合はありますが、これらの列車に乗ると確実にコンセント付きの車両に当たります。
問題は、22000系・22600系(吉野線16400系・16600系)の汎用特急に乗車する場合。
冒頭でも紹介した通り、汎用特急は昭和時代からの旧型車両と連結することが多く、運用も固定されていないため乗車するまでどの車両に当たるかわからない状態が続いてました。
(いわゆる近鉄特急ガチャw)
当日限定になりますが、汎用特急に乗車する場合に、22000系・22600系のコンセント付き車両を確実に予約する方法があります。
近鉄特急 乗車当日にコンセント付き車両を確実に予約するには?
スマホ限定ですが「近鉄アプリ」を使うと、乗車当日のみですがコンセント付き車両を検索することができます。
近鉄アプリ
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まずは近鉄アプリを起動し、特急空席検索・購入をタップします。
乗車日と乗車区間を選択し、検索条件指定にある「設備指定なし」をタップ。
コンセント(1座席に1個)と(2座席に1個)を両方選択し、前画面に戻り検索。
検索結果に「コンセント付き車両」で運転する特急のみが表示されます!
アーバンライナーは1号車「デラックスカー」のみ、ひのとりは全車両コンセント付きとわかりやすく表示されてますね。
検索結果に出てきた候補をタップすることにより、そのまま特急券を購入することもできます。
これがめちゃくちゃ便利なんです。
今回は検索結果に出てきた「近鉄名古屋18時半発の特急」に乗って、難波までの特急券を買うことにします。
コンセント付き車両は5・6号車のみというのが大事なポイント。
全車両コンセント付きの車両ではないので、必ず自分で座席指定をして特急券を買うようにしましょう。
購入ボタンをタップして通知の有無を選択すると、新しいWebブラウザが立ち上がります。
18時半発の特急は「ビスタカー」と表示されてますね。
構わずタップ。
近鉄特急のネット会員であればここでログイン情報を入力します。
会員登録せずに特急券を購入することもできますが、ポイントも溜まるので利用頻度が高ければ会員登録するのがおすすめ。
全車両コンセント付き車両ではないので、ここで必ず「シートマップから選択」をして自分で座席を指定してください。
この特急は8両編成で全車両「ビスタカー」かと思いきや、1〜4号車がビスタカーで5〜6号車がコンセント付き車両である「ACE」。
7号車〜8号車が「スナックカー」という多層建て列車(^_^;)
近鉄アプリで5〜6号車がコンセント付き車両と表示されてたので、5・6号車の好きな座席をタップして予約。
あとは特急券を発券すれば・・・
指定した号車はリニューアルされた「ACE」の座席に当たりました。
全座席コンセント付き車両な上にフットレスト完備。
1〜4号車・7〜8号車の車両と比べていちばんグレードのある座席です。
おなじ料金を払って移動するならグレードの高い座席に座りたいですもんね。
汎用特急は充当されなくなりました。
大阪難波〜近鉄名古屋間でどうしても汎用特急に乗りたい場合は、伊勢中川駅で乗り継ぐ必要があります。
近鉄特急 乗車前日以前にコンセント付き車両を予約する場合には?
「近鉄アプリ」を使って検索する方法は、当日予約限定のみ。
前日予約:300円引き・当日予約:100円引きになる名阪チケレス割を狙って乗車前日に予約する場合など、前日以前に予約する場合にコンセント付き車両を探す方法もあります。
その1.「ひのとり」「伊勢志摩ライナー」など運用が決まってるコンセント付き車両を予約する
コンセント付き車両を前日以前に予約する方法として、「ひのとり」「伊勢志摩ライナー」など、あらかじめ運用が決まってる列車を狙い撃ちして予約するのが確実です。
ひのとりはレギュラーシートも含めて全座席にコンセント完備。
全席バックシェル構造で足元も広く、従来車両に比べてめちゃくちゃ快適です。
2021/02/13(土)より、大阪難波・近鉄名古屋駅を毎時0分に発車する名阪特急はすべて「ひのとり」で運転されます。
土日は毎時0分発に加え、朝夕に走る停車駅の少ないタイプの特急も「ひのとり」で運転されます。
予約時にひのとりを指定すると、確実にコンセント付き座席に当たります。
詳しい乗車記・運行時刻は別記事に書いているので参考にしてください。
近鉄新型名阪特急「ひのとり」乗車記!レギュラーシートの乗り心地やオススメ座席・安く乗る方法などを徹底レポート!ただし、ひのとりには「名阪チケレス割」が適用されず、逆に「ひのとり特別料金」が発生します。
従来車両より料金が割高になるのでその点だけは注意が必要。
料金が割高になっても確実にコンセント付き車両に乗りたい場合はオススメです。
前述しましたが、アーバンライナーの「デラックスカー」にもコンセントが付いてます。
レギュラーシートより割高になりますが、名阪チケレス割も使えるので前日以前に予約する際は「デラックスカー」がオススメです。
2021/02/13(土)より、大阪難波・近鉄名古屋駅を毎時30分に走る停車駅の多い「乙特急」は、すべて「アーバンライナー」で運転されます。
その2.前日夕方以降に近鉄特急チケットレスサービスを使ってコンセント付き車両を探す(不確実)
この方法は不確実ですが、前日予約でコンセント付き車両を予約する場合に有効な方法。
ただし、近鉄特急に関する知識が必要である上に、ダイヤが乱れた際などは運用が変わることがあるので不確実な方法です。
「ひのとり」「アーバンライナー」など、運用が決まってる特急列車以外は、前日夕方前後〜当日朝にかけて運用が確定します。
↑の汎用特急ですね。
運用が決まり次第、近鉄特急チケットレスサービスに座席情報が反映されます。
シートマップ上からコンセント付き車両があるか見分ける方法は、「喫煙室付き車両の座席列」で判別できます。
- 喫煙室付き車両の座席列が10列
- 末尾に「この車両の座席数は未確定です」と表示されてない
→喫煙室付き車両とその隣の車両(1号車なら2号車・5号車なら6号車)まではコンセント付き車両濃厚
わかりやすく実際のシートマップを見ながら説明しましょう。
この特急列車は6両編成で1号車と5号車に喫煙室が設置されてますね。
5号車は座席数が10列しかないため、喫煙室がある5号車と隣の6号車はコンセント付き車両濃厚です。
ダイヤ乱れ等で運用が変わらない限りほぼ確定と言っていいでしょう。
それに対して1号車はどうでしょうか。
1号車の喫煙室車両の座席数が10列以上でした。
この場合、喫煙室がある1号車から4号車まではコンセント付き車両ではありません。
この列車の場合、
- 1号車〜4号車:コンセント付き車両ではない
- 5号車〜6号車:コンセント付き車両
となります。
ちなみに、シートマップに「この車両の座席数は未確定です」と表示された場合は、まだ運用が確定していません。
早ければ前日15時前後から、遅くても夜遅くには確定しますが、前日に事故等でダイヤが乱れた際は乗車当日まで確定しない可能性もあります。
確実にコンセント付き車両に乗りたい場合は、運用が確定するまで待ったほうがよさそうです。
あとがき
コンセント付き車両を確実に見分ける方法を使うことによって、自分が乗りたい車両を絞ることができます。
2021年2月に引退する「スナックカー」には、喫煙室車両がついていませんでした。
1号車に喫煙室が付いていない場合、1号車〜2号車は「スナックカー」で確定。
普段使いならコンセント付き車両がもちろん快適ですが、引退する前にもう一度乗ってみたかったですね・・・。
当日予約なら近鉄アプリを使うことによって確実にコンセント付き車両を探すことができます。
ぜひ利用してみてくださいね!
では、今回はこの辺で。
近鉄新型名阪特急「ひのとり」乗車記!レギュラーシートの乗り心地やオススメ座席・安く乗る方法などを徹底レポート!近鉄アプリ
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