2018年1月〜3月にかけてJGC修行を行い、無事にJMBサファイアに到達したぶっちー(@butti15)です。
JALやANAの上級会員になると、エコノミーシート利用でも出発前に専用のラウンジを使うことができたり、優先搭乗を受けられたり手荷物が先に出てくるなどのメリットを受けることができます。
僕も「JAL CLUB ESTカード」の特典を使って羽田空港のサクララウンジを使った際に上級会員に憧れを持ち、2018年にJGC修行を行うことに。
【JGC修行】2018年にJALグローバルクラブ(JGC)取得を目指してJALに乗りまくります!海外にも行くぞ!上級会員になるには一年間でたくさんJALグループとワンワールドメンバーの飛行機にのる必要があり、僕のように上級会員になることだけを目指して飛行機に乗りまくることを「修行」と言われます。
2018年1月〜3月にかけて集中的にJGC修行を行い、無事にJMBサファイアのステータスを手に入れることができました。
【JGC修行2018】JMBサファイア取得までの修行日程がほぼ確定!プレミアムエコノミーでOKA-SIN修行も!19レグFOP単価7.53で取得予定♪JGC修行をはじめる前にいろいろ諸先輩方のブログを読んで勉強したのですが・・・
- JMBとJGCの違いって何!?サファイアとJGCがごっちゃになってよくわからない!
- FOPって何だ!?マイルとは違うの!?
- 飛行機に乗りまくればいいのはわかったけど効率的な修行方法とは!?OKA-SINって何だ!?
- 多額の費用と時間をかけて本当に修行する価値があるのか!?
まさにそんな感じでした。
そこで今回はこれからJGC取得を目指す!という方向けに、JAL上級会員JMBとJGCの違い・取得メリットの比較してみました。
さらに、上級会員になるために必要なFLY ON ポイント(FOP)の計算方法や修行方法・僕が実際にかかった費用についてまとめてみました!
7千文字超えのボリュームになりましたので、時間がないときは目次から気になる内容にジャンプして見ることをおすすめします。
目次
JALの上級会員システム「FLY ON プログラム」とは!?
JALやANAなど各種航空会社には「マイレージサービス」というポイントサービスがあり、JALだとJALマイレージバンク(以下、JMB)という名称のサービスです。
ここでかなり混同しがちなんですが、JMBカードにクレジット機能がついたカードがJALカードです。
JALカードを作ることによってボーナスマイルがもらえたり普段の買い物でもマイルが貯まったりと、JMBカードだけを持つだけより様々なメリットを受けることができます。
このJMBカードやJALカードを使って毎年1月~12月の12カ月間(暦年)に貯めたFLY ON ポイントや搭乗回数に応じて、JMBのステータスが決まります。
上から順番にダイヤモンド・プレミア・サファイア・クリスタルのステータスがあります。
クリスタル以上のステータスになることによって、JALカードを作ったことにより受けられるサービスとは別にJMB独自のサービスを受けることができます!
これがJALの上級会員の簡単な仕組みです。
JALの上級会員JMBとJGCの違いとは!?
例えば1年間JALグループの飛行機に乗りまくって暦年で50,000FLY ON ポイント(以下、FOP)貯めたとしましょう。
暦年で50,000FOPもしくは年間50搭乗+15,000FOP貯めることによってJMBサファイアのステータスを受けることができます。
JMBサファイアに達することでサクララウンジを利用することができたり、優先搭乗を受けることができたりとたくさんのメリットを受けることができます!
しかし、JMBの上級会員には有効期限があり、各種ステータスの達成年度の翌年度末までしか使えません。
2018年中にサファイアに達成すると、2020年3月末までサファイアの恩恵を受けることができます。
これから先ずっとサファイアの恩恵を受けるためには、毎年50,000FOPもしくは年間50搭乗をし続けなければいけません!
ビジネスや出張でJALを使いまくってる方と違い、旅行とかでしか飛行機に乗らない方にはとてもじゃないけど毎年サファイアなんて維持することができません・・・。
実は、JMBサファイアに達成すればJALグローバルクラブに入会することができ、JGCカードというクレジットカードを発行する権利を得ることができます。
JMBカードにクレジットカード機能がついたカードがJALカードだと先程説明しましたが、JGCカードはJMBサファイア相応のランクにクレジットカード機能がついたJALカードだと例えればわかりやすいですね。
そして、JGCカードの年会費を払い続ける限りは一生涯JGC会員として、JMBサファイア相当のメリットを受け続けることができます!
- 1年間でFLY ONポイントを貯めたポイントや搭乗回数に応じて、各種JMBの上級会員のステータスを持つことができる
- JMBのステータスの有効期限は達成年の翌年度末まで!2018年に達成すれば2020年3月まで有効
- JMBサファイアに達成すればJGCに入会することができ、JGCカードの年会費を払い続けることによってサファイア相当のサービスを受け続けることができる!
一年間だけ頑張って飛行機に乗りまくってJMBサファイアを達成してJGCカードを作れば、その後はあまり飛行機に乗らなくなってJMBのランクが平会員に落ちてもサファイア相当サービスを受け続けることができます。
サファイアを目指してJGCに入会することだけを目指して飛行機に乗りまくることを「JGC修行」と俗に言われてます。
JMBサファイアの達成条件
さて、ここで詳しくJMBサファイアの到達条件をみてみましょう。
以下、JALの公式HPから引用します。
- 50,000FLY ONポイント(うちJALグループ便25,000FLY ONポイント)以上
- 50回(うちJALグループ便25回)搭乗以上かつ15,000FLY ONポイント以上
又は
JMBサファイアを達成するには、1年間で50,000FOP貯めて達成する方法と、単純に年間50搭乗以上(+15,000FOP)達成する方法の二通りがあります。
ANAにもSFCという上級会員制度がありますが、ANAは年間50搭乗という条件はなく年間50,000PP貯める方法しかありません。
「福岡〜宮崎」や「伊丹〜但馬」や沖縄離島路線など、単価が安い路線にとにかく50回乗りまくってサファイアを目指す方法を属に「回数修行」と呼ばれてます。
ANAだと回数修行はできないので、JALの方が敷居が低いですね(*^^*)
JGCの入会条件 修行前にCLUB-Aカード以上のJALカードを作成する必要あり!
次に、JGCの入会条件をみてみましょう。
再び公式HPより引用します。
JALグローバルクラブ(JGC)は、以下の条件を満たされたお客さまがご入会いただけます。
- 1~12月の12カ月間にJALグループ便ならびにワンワールド アライアンス加盟航空会社便にJMBのマイル積算対象運賃でご搭乗いただくと積算される「FLY ON ポイント」が50,000FLY ONポイント(うちJALグループ便25,000FLY ONポイント)以上、または50回(うちJALグループ便25回)以上かつ15,000FLY ONポイント以上のご搭乗実績があること。
- JALグローバルクラブ JALカードのCLUB-Aカード、CLUB-Aゴールドカード、JALダイナースカード、プラチナのいずれかをお持ちいただけること。
- JALグローバルクラブ規約を遵守いただけること。
JGC入会条件のひとつはJMBサファイアと同じですが、CLUB-Aカード以上のクレジットカードを作成する必要があります。
そもそもJGC取得を目指したのも20代限定で作れるJAL CLUB ESTを作ったことがきっかけ。
JALカードも色々ありますが、僕の場合は利便性を重視してJALカードSuicaのCLUB-Aカードを作成しました。
JGC修行におすすめなJALカードの選び方については後日詳しく解説しますね。
JGC取得のメリット
JGCを取得するとサクララウンジが使えたり、専門チェックインカウンターが使えたり優先搭乗を受けられたりと、様々なサービスを受け続けることができます。
JGC取得のメリットについて書くと長くなりますので、別記事に詳しくまとめてみました。
以下のリンクから気になるページに飛んでみてください。
FLY ONポイントの仕組み
JAL上級会員の資格基準であるFLY ONポイント。
簡単に言えば、FLY ONポイントは飛行機に乗った実績。
マイルは普段のショッピングでも貯めることができますが、FLY ONポイント(以下FOP)は実際に飛行機に乗らないと貯まりません!!
JALのHPにFOP獲得までの流れがわかりやすく書いているので、修行前一読するのをおすすめします。
一回の搭乗で獲得できるFOPは以下の計算式で決まります。
フライトマイル×FLY ON換算率+ボーナスFOP
計算方法はフライトマイル(実際にもらえるマイル)がベースです。
例えば普通席で羽田から那覇までウルトラ先得で利用した場合・・・
フライトマイルが738マイルでFOP換算率が2倍なので、一回の搭乗で1,476FOP貯まります。
さて、ここで説明するのがかなり長くなるのがフライトマイルの計算方法。
国内線でのJGC修行する際に抑えておくべきポイントはこちら。
運賃種別 | 積算率 |
---|---|
普通運賃 往復割引 国際線に含まれる日本国内区間など | 100% |
特便割引 先得割引 スーパー先得 ウルトラ先得 株主割引など | 75% |
個人包括旅行割引運賃(パックツアー) | 50% |
上記積算率は普通席を利用した場合であり、クラスJを利用した場合は10%・国内線ファーストクラスを利用した場合は一律で50%加算されます。
長距離になればなるほど1回の搭乗でフライトマイルはたくさん貯まるわけですが、ここで登場するのがFLY ON換算率。
国内線は一律で2倍加算され、国際線ではざっくり東南アジア圏内であれば1.5倍換算されます。
近距離利用者でもFOPを稼げるような仕組みとなってます。
搭乗ボーナス FLY ON ポイントの獲得方法
フライトマイルをベースに計算されるFLY ONポイントですが、利用する運賃やJALカードの利用によってさらにボーナスポイントがもらえます!
ボーナスポイントその1 JALカードを利用した場合の初回搭乗ボーナス
1つめのボーナスポイントがは、JALカードを利用した場合。
カード種別に関係なくJALカード会員がJALグループ便に搭乗すると、初回搭乗時にさらに5,000FOPがプレゼントされます!
このボーナスポイントがあることによって、JGC修行に必要なポイントは実質45,000FOPとなります。
5,000FOP稼ぐとなると羽田〜那覇普通席で2往復はしないといけないので、この差は大きいですね。
さらに、20代限定で作れるJALカード「JAL CLUB EST」なら2,000FOP追加され、毎年初回搭乗時に7,000FOPプレゼントされます!
20代のJAL CLUB EST所有者がJGC修行する際は実質43,000FOPで済みます。
ボーナスポイントその2 利用運賃に応じてもらえるボーナスポイント
2つ目のボーナスポイントは、利用運賃に応じてもらえるボーナスポイント。
フライトマイルに関係なく、最大400FOPが加算されます。
運賃種別 | ボーナスポイント |
---|---|
普通運賃 往復割引 JALビジネスきっぷ 株主割引 各種特便割引など | 400FOP |
各種乗継割引 | 200FOP |
先得割引 スーパー先得 ウルトラ先得 個人包括旅行運賃など | 0FOP |
運賃はスーパー先得やウルトラ先得が安いですが、FOP単価(運賃/得られるFOP)を考えると特便割引で買ったほうがFOP単価を抑えることができることがあります。
得られるFOPの計算ははJALの公式ページに計算機がありますので、こちらのページでFOP単価を計算してみてください。
実際に僕が2018年に行ったJGC修行のルートと費用を公開!
JGC修行をしよう!と決めたのが2017年の10月ごろ。
【JGC修行】2018年にJALグローバルクラブ(JGC)取得を目指してJALに乗りまくります!海外にも行くぞ!最初の一ヶ月ほどは諸先輩方のブログやJALのホームページを見まくってとにかく勉強。
期間を2018年1月〜3月の短期間に集中して臨むことにしました。
実際にルートを決めたのは1月の特便割引が発売される11月に入ってから。
特便割引は搭乗日の2ヶ月前から発売されます。
1月〜3月の期間に集中した理由として・・・
- 仕事の休みが取りやすい期間だった
- 1月〜3月の春休み前までは閑散期なので夏にくらべて単価を抑えることができる
- 寒いのが嫌なので暖かい沖縄に逃げたかった(個人的理由w)
特に2番目の理由は大きいですね。
修行のメインルートは羽田→那覇の往復でしたが、夏の繁忙期に比べるとはるかに安い値段で利用することができます。
- 総費用:336,980円(航空券のみ)
- 合計19レグ
- FOP単価:7.61
費用をもっと抑えることもできましたが、旅行も兼ねてたので劇的に安く取得できた訳ではないですね。
国内線ファーストクラス4回も乗りましたしw
ここで、簡単に修行の振り返りをしてみますね。
簡単な修行の振り返り
1月:初の国内線ファーストクラス利用で沖縄へ!
修行の1レグ目はいきなりの国内線ファーストクラス!
国内線ファーストクラスを利用するとダイヤモンド・プレミアラウンジを利用することもでき、羽田→那覇まで3時間のフライト時間は至福のひとときでした。
国内線ファーストクラスと言っても1月の閑散期はそこまで高くなく、搭乗2ヶ月前に発売される特便割引21で26,790円。
1レグで2,860FOP貰える上にFOP単価も9.37と悪くない数字。
なにより3時間のフライト時間がとにかく楽しくて仕方がなかったな(*^^*)
詳しい旅行記はこちら。
JAL国内線ファーストクラス 羽田→那覇搭乗記! 専門チェックインカウンター+ダイヤモンドラウンジ利用が快適すぎる!朝からシャンパン飲んで優雅なひとときを過ごしたぞ!【JGC修行2018】 羽田空港国内線最上級! JALダイヤモンド・プレミアラウンジを利用してみた!【JGC修行2018】 【JGC修行2018】JTA那覇〜福岡 往復クラスJ搭乗記!機内も南国空間!沖縄民謡が流れたりして楽しいフライトだったぞ♪ 【JGC修行2018】那覇→羽田 クラスJ 4レグ目搭乗記。羽田到着後に使ったカードラウンジが最高だった!2月:羽田〜沖縄2往復!
2月はFOP単価を意識して日程を組むことに。
羽田→那覇クラスJが片道10,490円・FOP単価が6.27で確保できたりと効率よく修行できた期間でした。
ちなみに2018年3月25日からクラスJの先得運賃が廃止になり、実質的な値上げとなりました(^_^;)
今後羽田〜那覇のクラスJで修行する際は、搭乗2ヶ月前に買える特便割引21がいちばん効率がよさそうです。
【JGC修行2018】2018年3度目の沖縄へ!羽田〜那覇往復クラスJ搭乗記♪機内からきれいな富士山が見れてテンション上がる!【5〜6レグ目】 羽田→那覇JAL国内線ファーストクラス搭乗記!ラウンジ+豪華な座席+機内食+シャンパン飲みまくって大満足なフライトになったぞ!【JGC修行2018】3月:プレエコを使ったOKA-SINルートで初の海外!ラストは国内線ファーストクラスで修行を〆る!
搭乗レポートがまだ書けてませんが、3月はプレエコをOKA-SINルートでシンガポールに行ってきました!
総費用149,580円で一気に19,616FOPを稼ぐことができたOKA-SINルート。
なぜOKA-SINルートが効率がいいと言うと・・・
- シンガポールだとFOPの計算が1.5倍なので1フライトで多くのFOPを稼ぐことができる
- 国際線に含まれる国内線区間は100%フライトマイルが貯まる
- 沖縄発にしても東京発と1万円しか変わらない。1万円の追加で4,736FOP稼ぐことが可能
ってな感じで、JGCやANAのSFCでは沖縄発でシンガポールに行く「OKA-SIN」ルートが効率よくて人気です。
詳しい旅行記は後日書く予定ですが、シンガポール旅行記の日記は書いてるのでよろしければどうぞ。
【JGC修行2018】最初で最後のOKA-SINで沖縄滞在中!明日からシンガポール行ってきます!【ぶっちーの日常】 はじめての海外!沖縄からシンガポールのホテルまで14時間かけて大移動した1日【ぶっちーの日常】シンガポールではマーライオンを見たり・・・
マリーナベイサンズの夜景を堪能したり・・・
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイを堪能したりとベタな旅でしたが、それはそれは楽しかったな!!
シンガポール滞在2日目!マーライオン・マリーナベイサンズに夜景などメジャーなスポットを満喫しまくったぞ!【ぶっちーの日常】 シンガポール滞在最終日!ガーデンズ・バイ・ザ・ベイやオーチャードロードなどを満喫!時間と体力が全然足りなかった!【ぶっちーの日常】シンガポールから日本に帰ってきて、そのまま沖縄を往復したのはまさに修行でした(^_^;)
修行のラストは所用で行った福岡!
単純に福岡往復だとFOPが足りなかったので、帰りは那覇経由で羽田に行くことに。
ラストの那覇→羽田に国内線ファーストクラスを使うことによって一気に50,000FOP突破することができました。
羽田→福岡は普通席しか手配できなかったが、当日アップグレードでファーストクラスを利用できてめちゃくちゃ楽でしたね(*^^*)
JAL羽田→福岡便で当日アップグレードで国内線ファーストクラスへ!コスパ抜群で8,000円払う価値は大いにあり!ラストの那覇→羽田の国内線ファーストクラスは「JALふるさとへ帰ろうクーポン」を利用して、実質4,690円でファーストクラスに乗ることができました。
JALふるさとへ帰ろうクーポンについても後日別記事で紹介しますね。
あとがき
JGC修行の方法はFOPを稼ぐ方法と単純50回搭乗する方法がありますが、この記事では回数修行についてあまり触れられてないですね。
はい、本当は書く予定でしたが執筆時間が確保できなくて泣く泣くカット・・・。
7,000文字を超えるボリュームになりましたが、まだまだ書きたい内容があるなーってのが正直な感想。
後日加筆修正しますね。
総括すると、JGC修行はめちゃくちゃ楽しかった!!
3ヶ月で19回も飛行機に乗ったのはもちろんはじめてだし、はじめて沖縄やシンガポールに行けてとても刺激的な3ヶ月でした。
ただ3ヶ月に詰め込んだのはめちゃくちゃきつかったので、もしまた修行するとしたらもっとゆったりとした工程を組みたいですね。
サファイアになってから2ヶ月ほど飛行機に乗れてないですが、はやくまたJALの飛行機に乗って旅に出たいですね!
この記事がJGC修行の参考になれば幸いです。
では、今回はこの辺で。